【本気の教材レビュー】小学2年生に最適!学研「科学のおはなしドリル」をはんじろう先生が推す理由

子どもたちに「理科って面白い!」と感じてほしい――これは、小学生を教えていて常に思うことです。実験や観察の授業が本格的に始まるのは3年生からですが、本当はもっと前の段階で「なんで?」「どうして?」という好奇心に火をつけておくことが、学ぶ力を大きく伸ばします。

今回紹介するのは、学研の『おはなしドリル 科学のおはなし 小学2年生』です。「ドリル」と名前がついていますが、いわゆる計算ドリルのように黙々と問題を解き進めるタイプではありません。物語を読みながら科学の世界に触れ、読み終えたあとに“気づき”や“疑問”が自然に湧いてくる構成になっています。教室で実際に子どもたちに触れてもらうと、目がパッと輝く瞬間がとても多い教材です。

学研のおはなしドリスシリーズ

■ 1.物語で科学を学べる “入りやすさ” が抜群

小学生、とくに低学年にとって、いきなり「知識説明文」を読むのはハードルが高いものです。しかし、この教材は「お話の中で科学が語られる」形式なので、自然に内容に入り込めます。

たとえば「魚は夜、眠るの?」といった題材が出てきますが、物語を読み終えるころには、子どもたちは「へえ、魚ってまぶたないのに眠るんだ!」と自分で気づきます。理科の知識というより、“世界の不思議”に触れる感覚です。

この「読み物+質問」の組み合わせが、とてもよくできています。読み物が短いため、毎日1話ペースで進めても負担がなく、読書習慣づくりにもつながります。

■ 2.読解力と科学的思考を同時に育てられる

「科学のおはなし」というタイトルですが、実は読解力のトレーニングとしても非常に優秀です。

・登場人物の会話
・説明の流れ
・主題の読み取り
・“理由”を考える問題

これらが自然に組み込まれており、子どもたちは「お話を楽しむうちに、読解問題が解けてしまう」流れになっています。

さらに、内容がすべて「科学的テーマ」でつくられているので、読解しながら、物事を“理由で考える”癖が身につきます。これは3年生以降の理科に直結するだけでなく、算数文章題にも国語の記述にも効果が出る部分です。

僕が運営している塾でも「読解の基礎を固めたいけれど、字が多い問題集は嫌がる」という相談を受けることがよくあります。そういう子には、この教材はとても相性が良いです。

■ 3.1話5分で終わる構成なので、自宅学習にも最適

家庭学習で大切なのは「毎日少しずつ続けられるかどうか」です。1回に20分も30分も必要な教材は、どうしても続きません。

その点、『科学のおはなしドリル』は「5分で1話」が基本設計になっています。読み物も短く、設問も5問程度。ちょうど良い達成感が得られて、ストレスなく続けられるのが強みです。

さらに、読み終わったあとに、内容について復習がてら話をすると、学びが倍になります。疑問が出てきたら、YouTubeで調べたり図鑑で調べたりしても良いでしょう。「学びが広がる余白」があるところも、他の教材にはない大きな魅力です。

■ 4.価格が手頃で、入門教材として導入しやすい

定価858円。これは、教材としてはかなり手に取りやすい価格です。分厚すぎず薄すぎず、全56ページという分量も、初心者にとって“重くない”ちょうどいいラインです。

初めて「読解教材」や「科学読み物」を導入したい家庭にとって、非常にコスパが良いと言えます。

■ 5.気になる点:もっと図があればさらに良い

改善点を挙げるなら、内容が「文章中心」で、図や写真が豊富というタイプではないところです。もちろん小学2年向けとして十分読みやすいのですが、「もっと視覚的に理解したい」子には、図鑑や動画(あるいは検索した写真など)と併用すると理解が深まります。

また、紙質は一般的な学研ドリルと同程度なので「何度も書き込んで使う」「フリクションで消して繰り返す」には向きません。基本は“1回読む→1回解く”のシンプルな使い方がおすすめです。

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学研のおはなしドリスシリーズ


■ はんじろう先生としての総評

科学への興味を高めつつ、読解力の土台もつくる。この2つが同時にできる教材は、実は多くありません。

『科学のおはなしドリル』は、「学ぶ楽しさ」を知るための最初の一冊にぴったりです。特に、小学2年生の時期に「読む→考える→親子で話す」という流れを作ると、3年生以降の学習が格段にスムーズになります。塾としても、「まず読解に慣れてほしい」「科学に興味を持ってほしい」ご家庭には、自信をもっておすすめできる一冊です。


 

◆ 保護者向け Q&A

― 学研『科学のおはなしドリル 小学2年』について ―


Q1. うちの子は読書があまり好きではありません。それでも使えますか?

A. はい、かなり相性が良いタイプの教材です。
このドリルは「説明文」ではなく「短い物語」になっているので、読書が苦手な子でもスッと入りやすい特徴があります。
1話の文章量も多くないため、**5分で読み切れる“成功体験”**を毎回味わえます。

さらに、科学の題材(魚は夜眠る? 風はどこからくる? など)が多くの子にとって身近なので、興味を持ちやすい構成です。


Q2. 読み物中心の教材だと、問題が簡単すぎるのでは?

A. 読解の基礎をつけるには十分なレベルです。
確かに難問というほどではありませんが、
・理由を考える
・本文のどこを読めば答えられるか探す
・要点をつかむ
といった読解の土台がしっかり養われます。

低学年は「量より質」。
読める文章を通して“読み慣れ”をつけることが、3〜4年生の本格読解につながります。


Q3. 科学の内容は正確? 難しくない?

A. 小学2年向けに適度にかみ砕かれています。
専門的すぎる表現は避けられ、「生活科学」「自然の不思議」「身の回りの仕組み」など、子どもにとって理解しやすいテーマが中心です。

ただし、図解や写真が多い教材ではないため、
もっと深めたいときは図鑑・動画などを併用するとベストです。


Q4. 毎日どのくらい取り組めばいいですか?

A. 1日1話(5〜10分)で十分です。
無理にたくさん進めるより、
「短時間×毎日」のほうが効果があります。

はんじろう塾でも、
・宿題に1話だけ課す
・読んだ内容を親子で1分話す
ぐらいのペースが継続しやすく好評です。


Q5. 書き込み式ですか? 何度も使えますか?

A. 書き込み式ですが“消して繰り返し使う”タイプではありません。
紙質も一般的なドリルと同レベルで、太く消すと跡が残ります。

もし繰り返し使いたい場合は、
・コピーしてワークシート化
・クリアポケットに入れてホワイトボードマーカーで解く
といった工夫ができます。


Q6. 子どもが内容を読み飛ばしてしまうのですが、どうしたら集中できますか?

A. 読む前に「タイトルだけ見て予想する」方法が効果的です。
たとえば
「魚は夜眠るのかな? どう思う?」
と問いかけておくと、子どもは“答え合わせモード”になり、集中して読み始めます。

また、読み終えたあとに
「一番びっくりしたことは?」
と聞くと理解が深まり、内容定着にもつながります。


Q7. 他のシリーズと比べてどうですか?

A. 『科学のおはなし』は“興味づけ”に特化しているのが強みです。
国語のおはなしドリルよりも、テーマが日常の不思議に寄っている分、
・興味が湧きやすい
・親子で会話しやすい
・読んだあとに「なぜ?」が広がる
という特徴があります。

「読解が苦手」「理科に興味を持ってほしい」どちらの家庭にも向いています。


Q8. 塾でどう活用していますか?(はんじろう塾の場合)

A. 読解の導入として、また“興味づけ教材”として非常に重宝しています。ah塾では、
・読解が苦手な子の最初の1冊
・科学への興味を育てたい小2〜小3
・自宅学習の習慣をつけたい家庭
などにすすめています。

実際、「毎日1話ペースで続けられた」という声が多く、
親子の会話が増えるきっかけにもなっています。

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