今回紹介するのは、受験研究社から出ている
『30日で完成!基本トレーニング 文章題・図形』シリーズです。
小学基本トレーニング 文章題・図形【6級】:30日で完成!先取りもできる進級式!
このシリーズ、実はかなり守備範囲が広い教材です。
12級から1級まで無学年式で構成されており、小学1年生レベルから中学入試レベルまで対応できます。
学年に縛られず、「今の学力」に合わせて級を選べるのが最大の強みです。
学力に合わせられる、という安心感
塾でも家庭学習でも、「学年相当だから合うはず」という考え方は、実はかなり危険です。
文章題や図形は、計算力以上に読解力・イメージ力・思考の粘りが要求されます。
このシリーズは級が細かく分かれているため、「ちょっと簡単かな?」くらいのところから無理なく入れる。
これが、つまずきを防ぐ大きなポイントです。
紙質がとても良い。地味だけど大事
このテキスト、紙質がかなり良いです。
鉛筆でもシャープペンでも引っかからず、消しゴムもきれいに消える。
家庭学習では意外と軽視されがちですが、
「書きやすい=ストレスが少ない」
これは継続に直結します。毎日触る教材ほど、ここは重要です。
進め方は「15日完成」がおすすめ
表向きは「1日1単元・30日完成」ですが、週5日・1日2単元(4ページ)ずつ進めて15日で終わらせるやり方をおすすめします。
理由はシンプルで、
・1~2ページ目で頭が温まり
・3~4ページ目で集中力がピークに来る
という子がとても多いからです。
「よし、乗ってきたぞ」というところで終わるより、勢いのあるうちに4ページ(2単元)完成の方が達成感も大きいです。
解説は薄め。ここは要注意
このシリーズの弱点は、解答解説が答え中心で、説明が少ない点です。
「なぜそうなるのか」を丁寧に説明してくれる教材ではありません。
そのため、
・文章題が苦手
・図を考えるのが苦手
という子の場合は、保護者のサポートがほぼ必須になります。
逆に言えば、
「親御さんが横で一緒に考える」
「どう思った?」と声をかけながら進める。
こうした使い方ができるなら、とても良い教材になります。
親子で一緒に取り組める難易度
難易度は、親御さんがギリギリ教えられるレベルだと思います。
専門的な知識は不要で、図を描いて整理すれば説明できる問題が多い。
「教える」というより、
一緒に考えて、一緒に答えにたどり着く
そんなスタンスで使うと、家庭学習の質が一段上がります。
向いている子・向いていない子
このテキストが特に向いているのは、学力が真ん中くらいの子です。
目安としては
・小4〜5の国語の単元テストで70点以上
・単純計算が8割程度できる
文章題・図形は、国語力がないと「読み取れない」し、計算力が弱いと「式は合っているのに答えがズレる」ことが頻発します。
逆に、
・国語が極端に苦手
・計算がまだ不安定
という場合は、もう一段基礎を固めてからの方が効果的です。
はんじろう塾での使用感
はんじろう塾で使った感じですが、平均より学力が上の子、または算数数学に強みを持つ子には簡単すぎます。同じ受験研究社からでている標準問題集のほうがいいと思いますね。
また、意外とこのレベルの問題に躓いたのは「公文ガチでやっていた勢」ですね。これは、文章の読み取りになれていないというのが大きいと思います。じっくり下のレベルから慣らせば、問題なく適応します。
まとめ
「30日で完成!基本トレーニング 文章題・図形」は、
派手さはないけれど、実直に力を伸ばす教材です。
・学力に合わせられる
・続けやすい
・親子で使える
この3点がそろった、有能な問題集だと思います。