✅ この教材が合う子・合わない子
■ 合う子(この教材で爆発的に伸びる可能性が高い子)
① まだ「国語の型」を身につけていない子
→ 漠然と読んでしまう癖がある子。
出口式は、文章理解を「視覚化」「構造化」していくので、
曖昧さで読み飛ばしてしまう子ほど効果が大きいです。
② 論理的思考の基礎を育てたい子
→ 学習全体が伸びる土台ができるタイプです。
算数・理科など論理が必要な科目でも、思考の共通言語が育ちます。
③ 自分で考えるプロセスを大切にしたい子
→ 解答だけを求めるのではなく、
「なぜそうなるのか」を説明できるタイプの子には、
この教材がドンピシャでハマります。
④ ゆっくり確実に基礎を積みたい子
→ 速さやボリュームを重視しないタイプ。
「深く読む」「丁寧に考える」が身につきます。
■ 合わない子(要工夫の子)
① 漠然とアウトプット大量・スピード重視で勉強したい子
→ 高速解答や量で伸ばしたいタイプには、
「考えるプロセスの質」を重視する出口式は効きにくいです。
② 国語を「感覚」でなんとかしたい子
→ 雰囲気読み・勘で解いてきた子には、
最初は抵抗感があります。
(出口式は「読んだ気」では通用しません)
③ 端的な演習量を欲する子
→ 問題の量が少ないと
「物足りない」と感じる子もいます。
これは深さを重視した教材設計だからです。
*これらの特徴がある子は、親御さんが一工夫して意図的に解かせるスピードを落とさせるなどの工夫が必要な場合があります。
✅ 家庭でやるときの注意点
〜やり方を間違えると効かない理由〜
❗注意① 「ただ解かせるだけ」は効果ゼロ
出口式は “考えるプロセス” を育てる教材です。
単に答えを書かせるだけでは効果がありません。
NG例
✘ 問題を解いて丸付けして終わり
✘ 間違いだけ直して終わり
👉 正しくは
✔ なぜその答えになるのか
✔ 他の選択肢はなぜ違うのか
✔ 文章構造はどうなっているか
まで言語化し、子ども自身が説明できるようにすること。
*言語化の際は、親御さんが質問を投げかけ、答えをじっくり待つ忍耐の時間がいります。私の指導(面談)経験だと、親が子の回答を遮ってどんどん教える(せっかちになっちゃう)パターンがよく見られます。
その場合、子どもの目線に降りる必要があります。リラックスしましょう。
❗注意② 「丁寧な読み方」を定着させる
出口式は
主語・述語・因果関係・指示語のつながり
など、読む力の分解図を教えます。
しかし、家庭でやるときにやりがちな失敗は、
👉 表面的な文字追いで終わること。
例
文章を「なんとなく読んで」しまう
→ 答えまでは導けても、思考の型が育ちません。
家庭で必ずやるべきことは、
📌 文章を「構造」から読む訓練
を一緒にやることです。
❗注意③ 「速度」で判断しないこと
出口式は、
速さより正確さ・再現性を育てる
教材です。
だから最初は時間がかかります。
しかし、この「じっくり考える時間」こそが成長の源泉です。
ここで焦ってしまうと、本来の効能を失います。
✅ はんじろう塾でどう使っているか
〜思想レベルでの位置づけ〜
はんじろう塾では、この教材を 単なる「国語ドリル」 として扱いません。
✔ 1. 思考の土台を作る「神経回路のトレーニング」
出口式の真髄は、
国語を文章処理ではなく、 思考の回路として扱う
というところにあります。
世の中の多くの国語指導は
「感覚で読んで正解する=国語力」とすり替えています。
それに対し出口式は、
👉 読む=論理回路の稼働
だと定義します。
この「論理回路」を育てるための 最初のトレーニング教材として位置づけています。
✔ 2. 国語だけで終わらせない横展開
出口式で育つのは、
国語力だけではありません。
下記すべてに共通する思考の基本言語が育ちます。
-
算数の文章題
-
理科の因果関係
-
社会の史料・資料読み
-
英語の読解
つまり出口式は
国語という教科を超えて、全教科の思考基盤になるという位置づけで使っています。
✔ 3. 反復→段階化→実践への接続
出口式は体系的なので、
1回やって終わりではありません。
📌 何度も繰り返す → 身になる
📌 違う文章でも同じ構造を探す
はんじろう塾では、
出口式を 反復→段階化→実践応用につなげる流れで指導します。
■ 最後に
この教材は「簡単そうに見える」のではなく、
👉 「基礎の基礎を徹底的に裏側から育てる」教材
です。
合う子には絶大な効果があり、
日本の国語教育が長年見過ごしてきた「本質」を言語化しています。
しかし、やり方を間違えれば
「物足りない」「効かない」と感じることもあります。ある意味、誤解を誤解を招きやすい教材といえるかもしれません
だからこそ、
正しい理解・正しい使い方・継続する大方針
が不可欠であると考える教材です。